【キャンベラ24日AAP】 最大野党の労働党のビル・ショーテン党首は24日、首相を辞任したマルコム・ターンブル氏について、「公の発言において、歴代のどの首相よりも多く“愛”という言葉を使った」と述べ、ターンブル氏とルーシー夫人や家族らに労いの言葉を贈った。
ショーテン党首は2016年、自由党党首だったターンブル氏に僅差で敗れた経験がある。ショーテン党首は、時に厳しい言葉を交わしたこともあったが、手ごわい相手として常に尊敬の念を抱いていたと明かし、「オーストラリアの政治にはターンブル氏のような人物が必要」と述べた。
また、ターンブル氏と同じイベントに出席し、発言する機会がある中で、ターンブル氏は頻繁に「愛」という言葉を使い、発言から夫人や家族、国への深い愛情を常に感じることが出来たと話した。一方で、自由党内はすっかり分裂しきっていると指摘。「党首を変えたからといって、党内の分裂を修復することは出来ない」とコメントした。