【メルボルン9日AAP】 AFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)の元選手で引退後は選手管理を行っているリッキー・ニクソン氏に対して、女子高生が、性的交渉があったと訴えていた件に関して、この女子高生はすべて作り話であるとテレビで暴露し、同氏に対して謝罪した。
キム・ダッチーさん(17)は、ニクソン氏が彼女の宿泊していたホテルの部屋にて下着姿でいるところを撮影。その映像を公開した後、同氏との性的関係を認めたためにニクソン氏は社会的地位を追われる形となり、AFLでの選手管理職から2年間の停職処分を受けた。ダッチーさんはテン・ネットワークのインタビューで嘘発見器をも欺いたことについて「多分、私は嘘をつくのがすごく上手なの」と話した。また、虚偽の発言をした理由について「薬物の影響」と述べた。
ニクソン氏は、当初からダッチーさんが言う性的関係や薬物使用の事実を否定してきた。同氏は「彼女との間で取引などしていない」と述べた。また、AFL選手協会は明らかに問題があるとみられるこの少女の話を信じたとして、同協会に対して損害賠償を訴える用意があるとした。しかし、ダッチーさんのホテル室内での映像に関してはコメントを避けた。
ダッチーさんは、以前にもAFL選手と性的関係にあり妊娠したと訴えたり、また複数の選手のヌード写真を盗みインターネット上で公開するなどした過去がある。警察はダッチーさんに対して、警察に虚偽の証言をしたのであれば起訴もあり得るとしている。