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タミル族の一家 豪永住の望み捨てず

【ブリスベン25日AAP】  QLD州中部バイオエラ(Bioela)で今年3月5日、スリランカ出身のタミル族の家族がビザが更新されなかったため、強制的にメルボルンの自宅から移民拘留所へ移送された。家族はその後、拘留所での生活が続いているが、オーストラリアで暮らす望みを持ち続けている。

 

スリランカ出身のナデサリンガムさんとプリヤさんは2012~13年にかけて、別々にボートでオーストラリアへ到着した。その後、一時滞在ビザを取得し、ビロエラに居住していたが、今年3月にビザの期限が切れた後はビザが更新されず、一家で拘留所へ移送となった。二人の間には二人の娘がいる。

 

一家の弁護士は、移民審査当局がダットン前移民相の代理人に対し、一家のインタビュー動画の一部のみ提出するなど、適正な手続きを行わなかったと指摘。また「彼らは長期にわたり拘留されており、大きな不安を抱え、精神面でも望ましい環境とはいえない」と述べ、一家は永住の望みを失っていないと訴えた。

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