【キャンベラ25日AAP】 QLD州自由党のアンドリュー・ラミング議員は、元首相のトニー・アボット氏に対し、ピーター・ダットン氏をターンブル前首相に代わって党首に押し上げようとする中心的役割を担っていたとして、「次期選挙で引退して頂きたい」と述べた。
また、あらためて自由党内を政策の点でまとめ上げられるかは、モリソン新首相とフライデンバーグ副党首の手腕にかかっている。ただ、その一方でQLD州自由党のエンチ議員は、ラミング議員同様にアボット氏について「彼の任務は達成されたと思う」と述べ、すべてはターンブル元首相への復讐劇だったとの見方を示した。
一方、アボット氏は「これはリセットであり、新しいスタートだ」と述べ、自由党と国民党による連立与党は過去のことは忘れるべきとした上で、「モリソン新首相と今後、数週間、数か月、数年間にわたり共に仕事をすることを楽しみにしている」と、すぐに引退するつもりがないことを示唆した。