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「連邦政府は牛禁輸の補償を」WA農相

【パース10日AAP】   オーストラリア産の牛を非人道的な方法で食肉処理しているとして連邦政府がインドネシアへの牛の輸出を一時的に停止している件について、WA州のレッドマン農相は、連邦政府には牛生産者に即時援助を与える道徳的義務があると述べた。

同相はこの輸出停止の影響を査定し、放牧業者らに会うためにブルームを訪問した。また連邦政府に申請書を提出し、州政府と連邦政府が共同出資する実験的な干ばつ改善策のもとで給付される補助金に似たようなセンターリンクの支援を、今回の輸出制限の影響を受けた牛生産者と放牧業者にまで即時拡大するよう求めた。

同相は、「WA州では、牛輸出の一時停止の影響を直接受けている国民の生活状態について、非常に懸念している」として、連邦政府の援助なしに輸出停止が行われれば、同州農村部の多くの家庭が生活苦に陥りかねないとした。また、前政権が林業や漁業において営業の禁止や一時停止を決定した際には、事前に補償給付策を用意していたのに対し、「現在の労働党政権は、経済的な影響、国民への影響、長期的な動物保護への影響を全然考慮していない」と述べ、「怠惰で無能」だと強く非難した。

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