【シドニー11日AAP】 ヒットラーやウサマ・ビンラディンをはじめ、オーストラリアの連続殺人犯アイヴァン・ミラットなどの写真を図柄としたベビー服をメルボルンの企業が販売したことで、世界各地で激しい怒りの声が上がっている。
ニューズ・リミテッド系紙が伝えるところによると、衣服の種類は生後3か月用のロンパースから12歳児用のTシャツまで様々。バックパッカー7人を殺害したアイヴァン・ミラットの顔写真をプリントしたロンパースには、「オーストラリア人はバックパッカーが大好き」という言葉が添えられている。また連続殺人犯のほかにも、ギラード首相を図柄に「わざと産まない」という言葉を添えた衣服も。
これらの衣服を販売するレッドバブル社では、苦情を受けてすぐに同社ホームページから問題の衣服を削除したとするが、10日夜の時点では相変わらず数十着の衣服が掲載されたままだった。