【キャンベラ27日AAP】　　　連邦政府は先週、中国の通信会社大手ファーフェイ（Huawei）による国内の5Gネットワーク展開を阻止した。国の安全保障を脅かす可能性が理由とされる。

連邦政府の決定は、中国の電子通信機器企業ZTEにも影響を及ぼす。ZTEは、オーストラリア国内でテルストラやオプタスなどを通じて販売される携帯電話機器を製造する。

新たに外務大臣に就任したマリーズ・パイン氏は27日、「国の安全保障を守る義務がある」と説明した。

ファーフェイは、「オーストラリアの顧客データを中国の諜報機関に渡すことはない」と公的に主張。オーストラリア国内でワイヤレス技術を15年近く安全に提供してきたとして、「顧客にとって非常に残念な決定だ」と表明した。