【シドニー14日AAP】 電車やバスの中で携帯電話を使って大きな声で話をしたり、携帯電話を使いながら運転しているドライバーなど、携帯マナーの悪い人を見かけることは多いが、それに対しほとんどの人たちは何もしないということが新しい研究で明らかになった。
オーストラリア最大の電話会社テルストラが実施した調査によると、NSW州の5人に4人が、携帯マナーは悪化している傾向があると考えているが、マナーの悪い人を注意するなどの行動を取っているという人はそのうち半分にも満たないという。その理由として、ほとんどの人が多かれ少なかれ自分も「同じ穴の狢」だからでは、とテルストラの消費者担当者は語る。
同担当者は、「携帯マナーとして、公共の場で話してはならないことは話さない。後で話すこと。ソーシャルネットワークでは、ポストする前に一旦考えること。画像やステータスの更新などで、プライバシーに関することが分かるかもしれない」とし、さらに、「夕食を食べている時にスマートフォンでメールをチェックしたり、最新のアプリを見せびらかすことなど、これらはすべて悪いマナーです。大きな着信音なども公共の場では迷惑になります」と語った。