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豪北部の農地開発計画 年益53億$か

【キャンベラ30日AAP】  英連邦科学・鉱業研究機構(CSIRO)が政府に提出した報告書によると、オーストラリア北部の土地37万ヘクタール、沿岸部の土地71万ヘクタールが農業用地に適した地質であることが分かり、大規模な食糧生産と経済発展につながる可能性があるという。

 

CSIROは、オーストラリア国内の南回帰線の以北地方において農業が発展すれば、1万5,000人の新たな雇用につながり、年間当たり53億ドルの利益が見込めるとしている。キャナバン北部オーストラリア相は、CSIROによる報告は政府が北部を次なる食料生産地とする計画を後押しするものだと評価した。

 

一方、野党労働党のチャーマーズ広報担当は、北部での農業開発はこれまで以上に重要との見解を示した上で、「住民たちは、2013年のアボット政権時代からこのような話を聞かされてきた」と述べ、政府として目に見える行動を起こす必要があるとの考えを示している。

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