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動物擁護者、シドニー中心部を行進

【シドニー18日AAP】   海外の食肉処理所における生きた牛の残酷な処理法に抗議するため、シドニーでは18日、1000人もの動物権利擁護者が市中心部のハイドパークからパーラメントハウスまで行進した。

連邦政府は事実関係を現在調査中であり、今後6か月間にわたり、インドネシアへの生きた牛の輸出を一時的に禁止。この動きは、先月30日にABC局で放送された報道ドキュメンタリー番組「フォー・コーナーズ」の中で、動物が残酷な方法で殺害されている場面が放映されたのをきっかけに、世間から怒りの声が沸き起こったことを受けてのことだ。

抗議行進に参加したシドニー南部在住のロビン・コニーリさんは、「今ではスーパーに行っても、牛肉を見ることさえできません」と述べ、同番組の放送以来、牛肉を食べていないとした。また、「拷問されている動物のうめき声を聞いて、自分自身の内臓がえぐられる思いでした」と語った。

オーストラリアでは同日、シドニーのほかにも各州都や地方都市で、同様の抗議集会が開催された。

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