【シドニー30日AAP】 NSW州シドニーのテーマパーク「ルナパーク」が存続の危機に立たされているとして、来場者5,000人以上が、存続を支持するよう政府に訴える嘆願書に署名したことが分かった。土地・環境裁判所は先に、新しいアトラクションを設置するたびに認可を得る必要があるとしており、これにルナパーク側が反対している。
土地・環境裁判所は今年7月、ルナパークは建設認可を得なければ、新しいアトラクション「ザ・フライング・サーカス」を設置することは出来ないとの判決を下した。これにより、ルナパークは冬場のアイスリンクなどを含め、すべてのアトラクションについて設置、移動、取り除く場合、認可を得ることが求められる。
ルナパーク・シドニーのハーン社長は、過去20年間にわたる裁判に1,000万ドル以上を費やしてきたと明かし、一つのアトラクション設置の申請手続きに9か月を要するが、必ずしも認可が下りる保証はないとして、「裁判所の判決では、存続は難しい」と述べた。