【キャンベラ18日AAP】 増大する生活費を支援するために、連邦政府は200万世帯以上への家族手当を7月1日から増額すると発表した。
家族税制優遇策(FTB)パートAの2週間当たりの最高率が4ドル34セント増加し、年間では113ドル15セントの上昇となり、13歳未満の子ども1人当たりの年間支給額は4292ドル以上となる。また、13~15歳の子どもを持つ家庭では、2週間当たりの最高率が5ドル60セント増加し、子ども1人当たりの年間支給額は5580ドル以上となる。一方、FTBパートBの対象世帯も2週間当たりの最高率が増加することになり、末子の年齢にもよるが、その増加額は2ドル53セントあるいは3ドル64セントだ。
家族手当の増額についてマクリン家族相は、昨年12月までの1年間の消費者物価指数が2.7%上昇したことを反映させた結果だと述べた。また同手当以外にも、老齢年金、介護者手当、障害支援年金、単親手当などの100万人以上の受給者も、所得額や資産額の査定基準の引き上げの結果、受給額が増加するとした。