【シドニー30日AAP】 オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は、道路運営会社トランスアーバンに対し、NSW州政府が進めるシドニーの新高速道路「ウエストコネックス」の運営権51%取得の応札を認めることを明らかにした。
ACCCはトランスアーバンに対し、将来の有料道路プロジェクトで同業他社が入札の参考としたり、納税者や道路利用者への負担軽減につながるよう、情報開示を積極的に行うよう求め、トランスアーバンがこれに同意したもようだ。
NSW州もまた、来年3月の選挙までに168億ドルの運営権の売却手続を終わらせておきたいため、ACCCの決定で入札手続きが前進することを歓迎している。トランスアーバンは現在、国内の上場企業のうち13番目の規模となっており、シドニーの9つの有料道路のうち、7つを管理している。