【ジャカルタ31日AAP】 連邦政府は31日、インドネシアと協議を続けてきた貿易協定の最終調整を終えたことを明らかにした。これを受け、連邦のスコット・モリソン首相とインドネシアのウィドド大統領は近く、協定に調印するものとみられる。
ABCラジオに出演した連邦のバーミンガム貿易相は、両政府が協議を終え、内容において合意に至ったと報告し、「協定の内容はオーストラリアの農家、製造業、各種サービス業にとってビジネスチャンスにつながる良いものだ」と述べた。
貿易協定の合意により、例えばオーストラリアの投資家はインドネシアの大学の権益を最大67%まで保有することが可能となる。また、オーストラリアからインドネシアへの輸出品のほとんどが免税扱いとなるなど、教育業界や製造業界などで大きな恩恵が期待されている。