【シドニー31日AAP】 NSW州の地方部では、非常に乾燥した状態に加えて強風が予想されることから、細菌による感染症「Q熱」の流行が拡大する危険性が高まっている。
Q熱は牛、ヤギ、ヒツジやその他の家畜動物のほか、野生動物からも人に感染する。通常、動物の分泌液が混ざった塵や砂ぼこりを吸い込むことによって、人間に感染するとされている。
NSW州保健当局のシェパード博士は、現在非常に乾燥した風の強い状態となっており、バクテリアが広い範囲に拡大する可能性があるとして、「牧畜農家などでは特に、予防策を講じることに加え、体調に異変がないかに気を配って欲しい」と述べた。