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海岸救助員の帽子 現行のデザイン保持

【シドニー21日AAP】   オーストラリアの象徴の1つとも言えるライフセーバー(海岸救助員)の赤・黄のユニフォームのうち、不人気とされる水泳帽に関する調査が行われたが、現役のライフセーバーの7割以上が現行のままで問題ないとしていることを受けて、海外救助隊は水泳帽のデザインを変えることなく現行のままにすることを発表した。ライフセーバーの水泳帽が導入されたのは1930年代後半。現在の赤・黄のデザインは1980年代にユニフォームとして指定された。

この調査は、全国の現役ライフセーバー3万3000人を対象に行われたもので22%の回答率。回答者のうち72.5%は、現在の水泳帽はライフセーバーであることを認知してもらうのに一番適しているとし、70%が毎回の業務で着用しているとした。

調査は、ライフセーバーの水泳帽のデザインが古いため、ライフセーバーになりたいとする人材が減少しているという訴えから行われたもの。しかし海岸救助隊によると、現在、トレーニング中のライフセーバー予備軍は5万6000~7000人いて、現役のライフセーバー数より多いことから水泳帽が人材確保の妨げになっているとは思えないとした。

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