【シドニー2日AAP】 与党自由党の党首選で敗れて政界を去ったマルコム・ターンブル前連邦首相の息子が、野党労働党の寄付金を集めている。
ターンブル前首相が去ったことにより、同氏のウェントワース選挙区は補欠選挙を控えている。息子のアレックス・ターンブルさんは「出費に見合う価値だ」とツイートして、野党労働党への寄付を募った。アレックスさんはさらに、労働党候補者のティム・マレー氏のキャンペーン資料をソーシャルメディア上で共有している。
モリソン連邦首相は2日、元自由党議員の息子が野党を応援することについて意見を問われ、「民主主義を感じる」とコメントした。
自由党はウェントワース選挙区で苦戦している。最新の世論調査では、2党比較で労働党と支持率が同等となった。
ターンブル前首相は2日、ルーシー夫人とともにニューヨークでの休暇に出発した。同氏は自由党党首選敗退から1週間後の先月31日、正式に政界を去った。