政治

野党党首、自由党の政策要綱を発表予定

【キャンベラ25日AAP】   自由党のアボット党首は、今週末キャンベラで開催の党連邦会議で発表するマニフェスト(政策要綱)の中で、野党が全国民の所得税を引き下げることを掲げている。経済的な生産性を向上させる「より低く、簡素化した、公正な税金」が提案される見込みだ。

アボット氏は「希望、報酬、機会(Hope. Reward. Opportunity.)」というキーワードに基づき、20ページにわたるマニフェストを通じ、自由党の主眼をギラード政権への攻撃から今後の政策目標へと広げる計画だ。

同氏はマニフェストの中で、「野党の減税案は、雇用を破滅する炭素税を必要とすることなく、国民の希望を取り戻し、働いただけの報酬を与え、機会を創出するだろう」と語る。また、「政府規模の永久的な縮小」によってこの減税を実現するという。ほかにもマニフェストには、1070億ドルの債務返済や1万5000人編成のグリーン・アーミーの設立など、自由党が2010年の総選挙で掲げた政策案の多くを含んでいる。

一方、ギラード政権が推し進めている全国ブロードバンド・ネットワークについては、公共施設の不十分な地域を優先することで費用を抑えた構想に変更するという。しかし、具体的な費用額については一切触れていない。

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