【ニューヨーク3日AAP】 テニスの全米オープン男子シングルス4回戦で、オーストラリアのジョン・ミルマン選手が、グランドスラム20勝以上を誇るスイスのロジャー・フェデラー選手を下した。
世界ランク55位のミルマン選手は、3-6、7-5、7-6(9-7)、7-6(7-3)でフェデラー選手を下し、アーサー・アッシュ・スタジアムで見守る観客を騒然とさせた。準々決勝では、こちらも強豪のノバク・ジョコビッチ選手と対戦する。1999年にパトリック・ラフター選手が当時18歳のフェデラー選手と対戦して以来、四大大会でフェデラー選手を下したオーストラリア人はいない。
ミルマン選手は試合後、「フェデラー選手は僕のヒーローだ。今日は調子が悪かったようだ。信じられない」と話した。フェデラー選手は今年、ウィンブルドン前にミルマン選手をスイスに招いていた。
ミルマン選手には賞金66万ドルと世界ランク37位が確約される。準々決勝でジョコビッチ選手を下せばオーストラリア1位となり、準決勝では2014年の全米オープンで優勝したマリン・チリッチ選手、または錦織圭選手と対戦する。2001年のレイトン・ヒューイット選手以来、オーストラリア人が全米オープン男子で準々決勝に進むのは12年ぶり。