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住宅ローン審査不適切 銀行に巨額罰金

【メルボルン4日AAP】   銀行大手のウエストパックは、顧客の住宅ローンの返済能力を適切に審査しなかったとして、史上最高の罰金3,500万ドルを科せられる。

2011年12月から2015年3月、ウエストパックは住宅ローンおよそ26万件を自動システムによって認可した。このうちおよそ1万500件は自動認可されるべきでなく、信用調査機関の審査を受けるべきだった。おそ5,400件が今も進行中だ。

オーストラリア証券投資委員会(ASIC)によると、個人支出が家計基準を上回るおよそ5万件の情報をウエストパックは入手していたが、住宅ローン認可の審査に使わなかったとされる。別のローン5万件では、利子のみを支払う期間の終了時に家の持ち主の返済能力を審査した際、高い返済率を適用しなかった。

ASICのジェームス・シプトン会長は、「すべての貸し手が個々の借り手の財政状況を把握し、ローン返済能力を適切に審査しなければならない」と話した。

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