【キャンベラ5日AAP】 豪政府統計局(ABS)が発表した最新の統計によると、今年第2四半期(4~6月)の経済成長率は0.9%、年間の成長率は3.4%となったことが分かった。鉱業ブームの恩恵を受けていた約6年前以降では、最も速いペースでの成長となっている。
また、国内需要は第2四半期に0.6%上昇し、これに伴い家計費も0.7%上昇と堅調な伸びを示した。フライデンバーグ財務相は「先の発表で示されたように、雇用率の伸びが家計に恩恵をもたらしている」と述べ、国内で就労者が増加したことが消費の伸びにつながっていると分析した。
さらに、今年の第1四半期の経済成長率は1.1%と、前期比で約2倍の成長率を記録。また、市場コンセンサス予想では、第2四半期の経済成長率は0.7%、年間成長率は2.8%と予想されていたが、それぞれこれを上回る数字となっている。