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生牛業者に助成金 輸出停止を受けて

【キャンベラ30日AAP】   連邦政府によるインドネシアへの生牛輸出の一時停止決定による影響が懸念されている生牛業者に対して、ギラード首相は30日、一律5000ドルの助成金、さらには最高2万ドルの追加的支援を、センターリンクを通じて支給することを発表した。

ギラード首相は訪問先のダーウィンでレポーターに対して、今回の助成金はあくまでも一時的措置であることを強調した上で、「助成金は生牛業者に直接支給されるものだが、家畜産業と関係のある事業も対象とされる」と述べた。

報道では、インドネシアに輸出されたオーストラリア産の生牛が現地で屠殺(とさつ)される際に殴打されると伝えられた。国内の動物愛護家らの猛反発を受けて連邦政府は同国への生牛輸出の一時停止を決定したもの。首相は、連邦政府はできるだけ早く輸出再開できるよう関係当局と一団となって問題に取り組んでいると述べた。

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