【パース6日AAP】 首都特別地域(ACT)では乾燥した天候が続いており、2003年に大規模な山火事が発生した際と同様、非常に危険な状況となっていることが、南オーストラリア季節山火事予想で明らかになった。同予想では、NT準州を除く国内ほぼ全域を網羅している。
ACTの緊急サービス局のレーン局長は、ACTの状況について「(山火事の)危険性はこれまでになく高まっている」と述べた。ACTでは15年前に起きた山火事で、住宅など500軒を燃焼したほか、火事によって発生した竜巻がさらに森林や住宅の屋根を焼く被害が出た。
レーン局長は「キャンベラは今年、15年前と同じような状況に直面しているが、同じ過ちを犯してはならない」と述べ、住民たちに山火事に備えるよう呼び掛けた。