【キャンベラ7日AAP】 連邦政府は、ブラジルで今週末に開催される国際捕鯨委員会(IWC) の総会で、日本による調査捕鯨の再開の要求をあらためて批判するとともに、強く反対する姿勢を示している。会議には連邦のラストン国際開発・太平洋相が出席する。
日本の水産庁は、商業捕鯨の再開とともに2020年までの商業捕鯨の捕獲枠を設置することなどを求めている。同会議ではこのほか、各国の先住民族が食用として行う捕鯨や、IWCのガバナンス改革、大西洋南部での鯨の禁漁区の設定などについて話し合うとみられている。
オーストラリア海洋保全協会の代表者たちが、ブラジルで開催される総会に出席するほか、捕鯨反対のキャンペーンを指揮するマート氏は「鯨は現在、気候変動、釣り用の網に絡まる、ビニール袋被害など、過去にない大きい問題に直面している」と述べた。