【シドニー8日AAP】 NSW州第一産業省(DPI)が8月の季節データを発表し、最近の大雨による降雨量が州各地で歓迎されたとしたが、干ばつ地域ではまだ水不足であることを明らかにした。
DPIによると、州の30パーセント近くが日照りの影響を受けており、54パーセントが干ばつの被害があり、16パーセントが深刻な干ばつ問題があるとし、100パーセント近くが未だ影響を受けているという。
ノース・テーブルランド、ノース・コースト、セントラル・ウエストやセントラル・テーブルランド地方は8月に十分な降雨量があり、一時的に難を免れたという。しかし、西NSWやセントラル・ウエスト、ノース・ウエスト地域では1年以上も干ばつが続いている。
気象庁の予測では、春になり気候がさらに暖かく乾燥することから、干ばつ化が拡大する可能性があるとみている。