【アデレード9日AAP】 ドイツの太陽電池企業sonnen(ゾンネン)が、SA州に大規模な製造工場を設立する。年間1万個の蓄電池を製造するという。
SA州政府は1憶ドルを拠出して、同州内の最大4万世帯に太陽電池の設置を支援する。
ゾンネンは2016年にオーストラリアで事業を開始。すでに1,900件の蓄電池パッケージを販売しており、今後5年で5万件の販売を目指す。アデレード近郊にあるゼネラルモーターズ・ホールデンの工場跡地に太陽電池工場を建設予定だ。およそ400人の雇用創出が見込まれ、オーストラリア各地やアジア、南太平洋地域への主要出荷施設を担う。同社はドイツおよび米国に工場を持つ。
ゾンネンのクリストフ・オステルマンCEOは、「新工場で製造される太陽電池は、オーストラリア国内だけでなくアジア太平洋地域の需要も満たす」と話した。