【キャンベラ5日AAP】 高金利リスクなどのマイナス要因により、オーストラリアの経済環境がスランプに陥り、過去13年で最低のレベルになっているとの調査結果が発表された。
オーストラリア商工会議所の調査によると、投資家の投資意欲を現す指数が、今年第1四半期の51.9から、6月時点の第2四半期は49.5に下がったことが明らかとなった。指数が50.0以下というのは、ビジネス環境がかなり厳しい状況であることを示している。
49.5という指数は、1998年にこの調査が始まって以来、最低レベルである。
同会議所では、オーストラリアのビジネスは深刻な状況に直面しているとし、世界経済の行方や金利の動向、税金や高騰するエネルギー価格など、不安定な要素があるものの、「相当に強い向かい風が吹いていて、中小企業やビジネス全体に打撃を与えている」としている。