【メルボルン12日AAP】 VIC州消費者問題当局(CAV)は、化粧品ブランド「Hashmi Surma Special」と「Hashmi Kohl Aswad」が発売する化粧用アイライナーに、鉛やヒ素などの有害物質が混入していることがNSW州保健当局による調べで明らかになったとして、消費者に使用を控えるよう呼び掛けている。
NSW州保健当局によると、問題のアイライナーには鉛のほか、人体に有害なヒ素や水銀が含まれていることが分かっており、NSW州では3人の子どもに被害が出ているという。CAVは、同ブランドのアイライナー7,400本以上をすでに押収している。
CAVディレクターのコーエン氏によると、NSW州では3人の子どもが鉛の血中濃度が上昇するなどの症状が確認されており、アイライナーを使用したことが原因と見られるという。また、VIC州の小売店でも同ブランドの商品が販売されているとして、注意を促している。