【メルボルン8日AAP】 メルボルンの移民勾留所から、勾留者3人が鍵とスワイプカードを使って脱獄したが、間もなく取り押さえられた。脱獄者らの話によると、警備員から鍵とカードを受け取ったという。
ニューズ・リミテッドが8日に伝えたところによると、脱獄したのはいずれもベトナム国籍の男性不法滞在者で、1人は刃渡り45センチの両刃つきナイフで武装していた。3人はマリビアノング移民勾留所で4日、ドアと内部ゲートを開けた後、境界フェンスをよじ登った。しかし1人がフェンスを登りきれずに手にけがをし、残りの2人も30分後に警察犬によって捕らえられた。
移民省は調査を開始し、勾留所の運営会社「サーコ」に対して事情を説明するよう要請した。サーコはこの脱獄事件の責任として、推定100万ドルの罰金を受ける可能性がある。