【メルボルン14日AAP】 国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会は13日、「票買い」防止の対策として提案された加盟国の会費支払い方法の変更案を採択した。
従来は、捕鯨推進派と反対派がほぼ半分ずつだという加盟89カ国は会費を現金で支払っていたが、今後は各国政府の口座からの銀行送金のみとなる。旧方式に関しては、その仕組みを利用した不正の疑いが問題視されており、過去には、日本が発展途上国メンバーに対し賄賂を渡し「票買い」をしていると報じられた。
国内のクジラ保護団体の代表は今回の採択について、日本の票買い行為防止で公平な投票が行われるようになるとし、「捕鯨阻止に向けた記念すべき日だ」と述べた。