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ブラウン氏、捕鯨会議退場の日本を非難

【キャンベラ15日AAP/AFP】   グリーンズのブラウン党首は、日本などの捕鯨国が、禁猟区新設の決議投票を阻止する目的で、世界捕鯨会議から退場したとして非難した。

今回63回目を迎えた国際捕鯨委員会の年次総会は、予想通りの混乱の中、4日間の会期を終えて閉幕した。ブラジルとアルゼンチンが先頭に立ち、南大西洋で禁猟区を新設する動きを進めていたが、その決議投票の場において、日本は捕鯨賛成国の退場を先導し、定足数が得られないようにしたからだ。この動きに対してブラウン党首は、「世界全体が巨大鯨の絶滅を食い止めたいと本当に思っている」として、日本とアイスランドを名指しで非難した。

現在このような鯨の禁猟区は全世界で2か所あり、南極付近の南洋上とインド洋上に存在する。

日本は毎年、南半球の夏季に南極水域で捕鯨を実施している。捕鯨を妨害するという捕鯨反対団体「シーシェパード」による宣言にもかかわらず、日本は同水域での来期の捕鯨計画を今週発表したばかり。

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