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音楽フェスで2人死亡 薬物過剰摂取か

【シドニー16日AAP】   シドニーで行われた音楽フェス“デフコン1”で、若者2人が死亡、3人が命が危険な状態にある。薬物の過剰摂取によるとみられ、ベレジクリアンNSW州首相は同フェスの休止を明言した。

ペンリスの国際レガッタセンターで15日に開催された同フェスで、VIC州の女性(21)およびシドニーの男性(23)が倒れて死亡した。ほか3人も危険な状態にある。参加者3万人のうち700人が医療手当てを受けた。

ベレジクリアン州首相は16日、「デフコンは安全なイベントと言えない。二度と惨事が起こらないようできる限りのことをする」と話した。1週間以内に、摂取した薬物の種類がわかる予定だ。

イベントには警察官180人が配置された。アラン・シカード副総監代理は、「観客が手に持っているものは対応できない。違法薬物を摂取するかは本人の決断だ」と話した。薬物提供で10人が起訴され、17歳の少女はカプセル剤120個を保持していた。主な押収薬物はエクスタシー、コカイン、GHB。

デフコン1は、過去10年で複数の死者が出ており、主催者側はいかなる薬物も容認しないと警告していた。

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