【シドニー19日AAP】 NSW州シドニー近郊のグリーンスクエアの工事現場から2016年、トラック600台分のアスベストを含んだがれきが違法投棄された事件で、環境保護当局(EPA)は投棄されたがれきのうち、これまでどれだけ発見されたのかについて明らかにしておらず、調査が続いていることが分かった。
同事件では、48歳の男が今年8月、がれきを不法投棄したとして逮捕されている。EPAはその後、セントラルコーストの土地からサンプルを採取し、アスベストが含まれているかを調べていたが、EPAは今のところ「調査は継続中」としており、投棄されたアスベストを含んだがれきの行方は依然として分かっていない。
NSW州では州民に対し、不審な投棄がれきや、汚染されたとみられるがれきを発見した場合には、速やかに当局へ通報するよう呼び掛けている。