【ブリスベン22日AAP】 QLD州政府は、HIV感染予防のための州予算を増額し、多くの州民が予防治療を利用できるようにすることを発表した。
州のエイズ予防協議会(AIDS Council)は今後2年半の間87万ドルの補助金を受け、予防治療が補助金対象であるという広報活動をしたり、投薬療法が困難な人へのサポートなどを行う。
研究結果から、PrEP(プレップ)と呼ばれる曝露前予防内服薬をずっと服用していた人たちは、 HIV感染のリスクが著しく減少したことがわかっている。
州エイズ予防協議会のピーター・ブラック会長は「すべての州民に投薬治療ができるまでにはまだ時間がかかるが、補助金によって最もHIV感染にさらされている人たちへの支援が可能となる」と述べた。