【キャンベラ9日AAP】 ペニー・ウォン連邦予算相は9日、同性のパートナーが妊娠していることを発表した。同相が属する労働党は同性間の婚姻を認めない姿勢を取っていることもあり、今回のニュースは各方面に波紋を呼んでいる。
ウォン予算相によると、パートナーのソフィー・アローエークさんは体外受精で妊娠し、今年12月に出産予定だという。生まれてくる子供の父親に関して同相は、身元を把握しているし、子どもにも会わせるつもりにしているとしたが、マスコミに公表することはないと話した。
以前から同性婚に反対の姿勢を明確にしているギラード連邦首相は、妊娠を祝福するコメントを発表。しかし、同性カップルであるということに関しては「労働党は同性婚に反対としており、私の意見は変わらない」と述べた。