【ブリスベン9日AAP】 8日、ゴールドコーストの海岸に打ち上げられていたクジラの赤ちゃんに関して、専門家らは海に戻されたこのクジラが無事に母親を発見できることを願うとするとした。
8日、ゴーストコースト・サーファーズパラダイスの海岸に、生後1週間とみられる赤ちゃんクジラが打ち上げられていた。地元住民らなどの協力の下、このクジラは無事に海に戻されたが、クジラは母親から餌をもらい生活能力を養うことができなければ死に至るため、その行方が心配されている。この赤ちゃんクジラの母親は、サメ除け網に引っかかった後、大暴れして網から脱出したことから、比較的生存力があるのではとみられているが、最悪のケースでは、既に死亡し海底に沈んでしまったのではという意見もある。
専門家らは、9日に東海岸で発見された2頭の赤ちゃんクジラのうち、1頭は明らかに違うものとしたが、NSW州北部ツィード・ヘッズ付近で発見された1頭に関しては、同地域に生息するクジラとは違う行動をしているとしている。専門家らは、今後もビデオや写真などで赤ちゃんクジラの行方を追いたいとしていると話した。