【ブリスベン10日AAP】 10日、QLD州北部タウンズビルで開かれた旅行業に関するコンベンションの中で、観光収入が高い地域ベスト7が発表された。
「オーストラリア旅行業調査会」による報告では、QLD州北部、サンシャイン・コースト、ゴールドコースト(共にQLD州)、NSW州北部河川部、NSW州南部沿岸部、WA州南西部の7地域が最も観光収入が多いとされており、これらの地域の観光収入は、全国の観光収入と比較すると5分の1になるという。
シェリー連邦観光相補佐によると、これらの地域の観光収入は国内旅行者から得られるものであるが、過去10年において国内旅行者数は減少しているという。同観光相補佐は、「これらの地域はすべて海岸部でかつ国立公園があり、自然の中で観光客が楽しめるアトラクションをもうけている。こういった性質を把握した上で海外からの観光客にも促進活動を行っていきたい」とした。
シェリー観光相補佐によると、過去1年間は観光業にとって非常に厳しい状況であったが、市場拡大に向け対策が講じられる予定だという。また観光客の減少がいわれる中においても中国からの訪問客は増加の一途で、今年6月期では昨年同時期と比較して24%の増加率。17カ月連続の増加となった。