【キャンベラ11日AAP】 病に伏している不法滞在の高齢イギリス人女性のビザ問題に関して、移民相は、この女性を国外追放処分にしないと明言した。
オーストラリアに観光ビザで入国したイギリス人のグレーディー・ジェファーソンさん(96)は、「親呼び寄せビザ」を幾度となく申請したものの条件を満たしていないため却下されてきた。この件についてオーストラリア・グリーンズは「政府はいたいけな老人をむげに扱う」と批難していた。
ボーエン移民相はこの件に関して、ジェファーソンさんは新たなビザを受けることになり、連邦政府が国外追放処分にすることはないとした。また、通常は個人のビザの件に関して政府がコメントすることはないとしたが、グリーンズの訴えのように、間違った情報内容を明確にすることは重要だと述べた。