【シドニー13日AAP】 同性間のカップルにも異性間の結婚と平等の権利を認めることを要求する抗議集会が13日、シドニーで開催された。また同日と翌日には、オーストラリア各地でも同様の集会が予定されている。
2004年にハワード前政権が通過した同性婚を禁止する婚姻法の改正条項に反対して、シドニーでは数百人もの抗議者がタウンホール前に結集した。集会で演説を行ったNSW州グリーンズのデービッド・シューブリッジ州議員によると、労働党議員の過半数が、結婚平等の法制化に賛成しているという。
同氏は、「結婚平等という極めて当たり前のことを要求するために、ここに集まるのは今年で7年目」であることを強調し、「これはオーストラリア社会の辺境からの要求ではなく、オーストラリア全体で大多数の支持を得た主流の問題だ」と述べた。また抗議活動について、「ホモフォビアに反対する地域活動」のキャット・ローズ共同議長は、今年12月の労働党全国集会の開催前に、同党に圧力をかけるための機会だと語った。
結婚平等を求める集会はシドニーのほかでも、13日にブリスベンとメルボルンで開催され、またキャンベラでも14日に開催が予定されている。