【シドニー13日AAP】 2003年にサンシャインコーストで行方不明になったダニエル・モルコム君(当時13歳)の殺害容疑者が13日夜に逮捕された。警察では事件が裁判前であることから、容疑者の男が41歳であること以外には、調査や逮捕の詳細について明らかにしていない。
ダニエル君は同年12月7日、ウームビーの歩道橋の下でバスを待っているときに行方不明となった。家族にクリスマスプレゼントを買うために、午後1時35分のショッピングセンター行きのバスに乗るつもりだったが、そのまま帰宅しなかった。
ダニエル君が乗る予定だったバスがバス停近くで故障したため、代わりのバスが運行されたが、ダニエル君を乗せないまま走行。運転手が車庫に無線連絡して、別のバスでダニエル君を迎えに行くように要請したすぐ後に、そのバスが到着したときには、ダニエル君の姿はなかったという。
目撃者の報告によると、午後2時頃、ダニエル君をナンバー・コネクション・ロードの歩道橋の下で見たという。
容疑者の逮捕についてロス・バーネット警視副総監は13日の記者会見で、「長引いた複雑な調査であった中、これは明らかに重大で画期的な出来事だ」と述べた。容疑者は現在、警察で拘留されているが、殺人、自由の剥奪、児童誘拐、児童へのわいせつ行為、死体への干渉の罪で15日、裁判所に出廷する予定。