【メルボルン30日AAP】 来月3日からメルボルンで廃棄物博覧会(Waste Expo)が2日間開催される予定で、リサイクル先進国であるオランダの最新廃棄物管理が国内の廃棄物処理問題の解決の糸口となることが期待されている。
オランダの廃棄物の再利用率は81パーセントで、17パーセントがエネルギー生産のための焼却処分に使われ、残り2パーセントが埋立地に廃棄されている。一方で、オーストラリアでは最終処分場に廃棄されるゴミは40パーセントにも上る。
中国へ輸出していたリサイクル資源が今年から禁止となったため、オーストラリア国内では廃棄物処理の危機に直面している。
40年以上廃棄物処理に携わってきた生物学者のハーマン・ハイスマン氏は「オランダは廃棄物を再利用するための法制度や設備が整えられており、規定の廃棄方法に従わない場合には罰金を支払う必要がある」とし、オーストラリアでも同様の廃棄物処理の普及を期待していると述べた。