【メルボルン16日AAP】 VIC州で15日、慈善団体「エンジェルフライト」の飛行機が墜落する事故があった。2人が死亡、1人が現在も重体となっている。
飛行機が墜落したのはVIC州西部ワラップにある牧場で、15日午後6時半ごろ。死亡したのは搭乗者の少女(15)と操縦士(69)。唯一の生存者である少女の母親(43)は、頭部や胸部などにけがを負い現在も重体。
エンジェルフライトは遠隔地に住む患者の搬送を行う慈善団体でボランティアの操縦士らによって構成されている。亡くなった少女は事故現場のすぐ近くに住んでいて、メルボルン北西部エッセンドンに3カ月に1度、エンジェルフライトを利用して病院に通院していた。操縦士は800時間のフライト経験を持つボランティア操縦士で、エンジェルフライトでは24回のフライト経験がある。同団体は「我々は現在までに1万1000件以上のミッションを行ったが今まで事故はなかった。非常にショックを受けている」と話した。