【シドニー16日AAP】 スイスの金融大手「UBS」社が毎年行う世界都市における生活費の比較調査では、シドニーは東京に次いで7位となった。
この物価・所得調査は、世界73都市を対象に日常よく購入する122項目の平均価格と市民の所得を比較したもの。1位はオスロ(ノルウェー)、次いで、チューリッヒ、ジュネーブ(いずれもスイス)となった。7位のシドニーは、昨年は12位、2009年は38位だった。シドニーが上位に食い込んだ理由として、豪ドルが米ドルやユーロに対して強さを保っていることが挙げられている。
また同調査では、米国内の各都市の生活費が下落していることが指摘された。ニューヨークは過去数年において常にトップ10位に入っていたが、今年は、家賃価格を削除すれば14位にまで下落した。
UBS社の2011年物価・所得調査の主な順位は下記のとおり。
1位: オスロ
2位: チューリッヒ
3位: ジュネーブ
4位: コペンハーゲン
5位: ストックホルム
6位: 東京
7位: シドニー
8位: ヘルシンキ
9位: トロント
10位: シンガポール
12位: パリ
14位: ニューヨーク
15位: ロンドン