【メルボルン2日AAP】 腹部が結合したブータンの双子が、分離手術を受けるためにオーストラリアに到着した。共有する肝臓の分離など最長8時間のマラソン手術に臨む。
生後14か月のニマちゃんとダワちゃんは2日、メルボルンに到着した。今後、手術の計画とタイミングが決定される。王立児童病院のジョー・クラメリ小児科医は、「目標は1回の手術で双子を分離すること」「分離後は普通に生活できるだろう」と自信を見せた。肝臓と腸が重要とされる。
双子のオーストラリア呼び寄せに働きかけた、チルドレン・ファースト・ファウンデーションのエリザベス・ロッジ責任者は、「双子はお互いにフラストレーションを感じている。体重も減少し、最近まで入院していた」と話した。手術・回復費用は少なくとも35万ドルと見積もられるが、一般募金で集められるとロッジ氏は自信を表している。
同病院で9年前、頭部が結合したバングラデシュの双子のトリシュナちゃんとクリシュナちゃんの分離手術も無事成功した。