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ABC局ヘリ墜落の調査始まる

【メルボルン20日AAP】   ABC局の3人のベテラン報道マンが死亡したヘリコプターの墜落事故の原因を解明するため、飛行機墜落事故の専門調査官が調査を開始した。しかし、調査の規模が大きいことから、真相の解明には1年近くかかるかもしれないという。

18日午後7時30分頃(豪中央部標準時)に空中で火の玉となって爆発したこのヘリコプターの事故で、レポーターのポール・ロッカー氏、操縦士のギャリー・タイスハースト氏、カメラマンのジョン・ビーン氏が死亡した。レーク・エアのドキュメンタリー番組の撮影を終えて帰る途中だったという。

オーストラリア交通安全局の4人の調査官が20日、SA州北部の町マーリーを出発し、北西に約150キロ離れた墜落現場に向かった。同局によると、今回のような多数の人が関与する複雑で大規模な調査の場合、完了に通常12ヵ月必要だとした。調査官らはヘリコプターの残がいを調査し、墜落の目撃者らに事情聴取を行う予定。事件当日、ツアーグループの1団が現場付近にいて、多くの観光客が墜落を目撃したとされている。

一方、20日には近隣の町ウィリアムクリークで、死亡した報道マンを弔う追悼式が開かれ、約100人の参列者が集まった。

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