【ブリスベン28日AAP】 21日にQLD州の森林の沼地で発見された人骨のDNA鑑定が行われ、およそ8年間行方が分からなかったダニエル・モルコム君のものと断定された。
ダニエル君(当時13歳)は2003年12月7日、サンシャインコースト内陸部のウーンバイのバス停から姿を消し、行方が分からなくなっていた。14歳の誕生日のわずか12日前でのこの日、ダニエル君はクリスマスプレゼントを買いに出かけていたとう。
8月13日にパース在住の41歳の男がダニエル君の誘拐と殺人の罪で起訴され、ウーンバイから30キロのビアーワで、警察と緊急サービスのボランティアを合わせた約60人による低木林地での綿密な捜索が行われた。19日にダニエル君が履いていた靴に続き、21日に3本の人骨が発見された。
ダニエル君の父親ブルースさんは、「この地がダニエルの永眠の地であるだろうとは思っていたが、科学的に断定されたということを理解するのはまだ非常に難しい。7年と9ヶ月間、私たちはこのような大きな衝撃と悲しみを受けることを常に恐れていた」とし、悲しみを表明した。
ブライQLD州首相は、「ダニエル君の遺骨発見のニュースは、すべての親にとって最悪の悪夢。ダニエル君の家族、そしてわずかでも希望を絶やさずに持ち続けていた私たちにとって、とても悲惨なニュースだ」と語った。またラッド外相もツイッターで、豪国民に今日はダニエル君の家族のことを思うよう呼びかけた。
29日午後1時にマルーチドールで、ダニエル君の家族によるメディアへの声明が発表される予定。