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遊びのクリケットでけが 賠償70万$

【シドニー5日AAP】   非公式のクリケットの試合中に打ったボールが少女の目に当たり、永久に視力を歪めたとして、打者の若者に賠償金およそ70万ドルの支払いが命じられた。

2014年1月、シドニーのマンリー・ライフ・セービング・クラブの会合用室内で、スコット・ホワイトさんは他数人とクリケットをしていた。バーベキューの片付け後に電話を眺めていたニュービー・レディングさん(当時16)の目に、ホワイトさんが打ったテニスボールが当たった。レディングさんの網膜は分離し、手術を受けた。

NSW州地方裁判所でデイビッド・ラッセル裁判官は5日、ホワイトさんに賠償金69万2,806ドル30セントの支払いを言い渡した。同裁判官は、「人の出入り中は試合を中断することもできた。予防措置がとられなかった理由がない」と指摘。

ホワイトさんは「クリケットの経験が浅く、ボールが飛ぶ方向のコントロールはできなかった」と証言した。

レディングさんは体操の成績優秀者で、2016年のオリンピック出場を目指していた。眼科医は、「予見できる未来に改善する可能性はない」と診断。判決内容についてラッセル裁判官は、「体操選手になる夢を絶たれたことなども考慮した」と説明した。

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