【ブリスベン1日AAP】 肉切り包丁を持ち大暴れしていた12歳の少年に対して警察官がスタンガンを使用し、倫理的問題に関わるのではとされている件に関して、QLD州警察組合は「非常に勇気ある行為だ」として警察官の行動を称えた。
29日、QLD州イプスウィッチにある住宅で、少年が肉切り包丁を持ち、ナイフを警察官に投げつけるなどしていたが、最終的に母親を包丁で突き押した際に警察官がスタンガンを使用し少年を静止させた。少年にはけがはなく、念のために病院で検査を受けた。この少年は精神病患者とみられている。
この件に関して、若年者にスタンガンを使用した事実は警察の倫理基準に違反するのではないかとして問題となっているが、警察組合のリーバーズ組合長は「警察官が機転を利かせたためけが人もなく事態を収拾させることができた。非常に勇敢な行為である」と述べて、この警察官を称えた。