【シドニー7日AAP】 NSW州政府は、ネット上やテキストメッセージでストーカー行為やいじめをはたらく人物に対し、最長で懲役5年の刑罰を検討している。
同州のマーク・スピークマン法務長官は7日、「現代的なテクノロジーには現代的な法が必要」「被害者を精神的・悲劇的結果の可能性から守る目的だ」と話した。罰則に加え、深刻なネット攻撃には州警察に逮捕令状を求める権限を与える。同法は、未成年にも当てはまる予定。未成年者は通常、懲役でなく善行プログラムが適用される。
コンピューターやスマートフォンを通じて、ネット攻撃は24時間可能になった。被害者は帰宅後も逃げ場がないと感じる。
州野党労働党のフォレイ党首は、同法案を支持するとしつつ、罰でなく防止に焦点を当てるよう州政府に求める。「小学生はスマートフォンや時計を全面禁止に。中高生は規制をかなり厳しくする必要がある」と語った。