【シドニー3日AAP】 シドニーの海岸沖で操縦士ひとりが死亡した超軽量飛行機の墜落事故で、その残がいが海中から引き上げられた。
NSW州警察によると、2人乗りの同機は2日午前10時15分頃、遭難救助信号を発信した直後、カールカール・ビーチ沖で海中に墜落した。乗客の男性(32)は何とか泳ぎ、途中でサーファー、ライフセーバー、警察官、地元住民らに救助され、海岸に引き上げられた。一方、シドニー南部のボンネットベイ在住のギャリー・マレーン操縦士(60)は、墜落中に死亡。事故後、海中に沈没した飛行機の中から、ダイバーらによって同氏の遺体が回収された。
飛行機の残がいの引き揚げ作業は3日午前7時頃から開始し、午前11時までに終了した。残がいは現在、バンクスタウン空港に輸送中であり、到着後に関係当局による調査が行われる予定。